砂原に呼ぶ東風

高校生の時書いた作品です。
どうしてこれをここで語るかというと、私の創作の原点っぽいかなと思ったからです。原点というとかっこいいですが、ようは「昔から、同じことをしているよな」ということです。ちなみに、「かみなぎ」も勾玉三部作と銀金を読んで燃える気持ちを抑えきれず書いたものです。
このお話は、「かみなぎ」よりさきにできたもので、もともとは、あるお話を読んでたぎって書いたものです。
とはいえ二次創作ではないのですが・・・・・・。
雑誌コバルトに載っていた、おそらくは、どなたかの受賞後第一作だったかと記憶しています(うろおぼえ)。調べたところ、雑誌コバルト1996,2月号に掲載されている 橘いくの『暁の目の娘』だとわかりました。砂漠の民、べドウィンの少女が主人公。彼女の婚約者が、あるとき殺された肉親の汚名をそそぐために旅立つのですが、いくら待っても婚約者は帰ってきません。そこで少女は・・・・・・。という短編なのですが、これを読んだわたしはボッロボロ泣きました。もう切なすぎて。幸せになってほしかったのに。思いが成就しないのが自分のことのように悲しくつらかった。(思い切り感情移入)
しかし物語は終わってしまいました。となれば、幸福なエンディングを自ら作り出すしかない! という思いで書きました。
すごく未熟なのですが、勢いのようなものはあるなあ、と思います。
雑誌で読んだあのお話をもう一度読みたいと願っています。この間実家を捜索したのですが、どうやら雑誌から切り取ってどこかに保管したらしく、行方がわからない。国会図書館に行けばあるかな・・・・・・。



一品妃のお茶

韓国時代劇が好きです。
ファンタジーだと思ってみています。
しかし、どうも主役より脇役に入れ込んでしまい、その脇役が報われぬまま死んだり、燃えるような恋心をなかったことにする・・・・・・なんて展開をみると、ものすごい悲しみとやるせなさにおそわれます。
韓風の物語を書こうと思ったのは、そのやるせなさや苦しさを解消したいからかもしれません。二次創作しないのは、作品そのものを愛するというよりかは、王子と盗賊とか、敵同士で恋に落ちるとか、報われぬ愛などの、関係性萌えのほうが大きいからです。ぜんぶごった煮にして、一度こんな世界を書いてみたいと思いました。長編の習作でもあります。
また、大国におびやかされながら、国の矜持を保ちつつ国政にいそしむ。しかし密やかな陰謀が・・・・・・というお話が書いてみたいという興味も大いにあります。
また、チョゴリなどの固有名詞を書かないのは、用語に物語がひきずられないようにするためです。
 ヒロインにビチュイ(翡翠)という名をつけてよいのか、ちょっと悩みました。濁る音はあまり美しくないかな・・・・・・と。ちなみに、ホバクは琥珀のことです。ホバクを色っぽく書けないか試してみました。
 十八才なのに、ビチュイに「おじさん」呼ばわりされる王子様。
 書き上げた時点では、満足できるできばえだったのですが、やはり時間をおいてみると、短編としての企みに欠けていたのかなと思います。
 とはいえ、コバルトでもう一歩に残していただき、とてもうれしかったです。


キスでさよなら~魔女の恋

公募に投稿した作品。結果は落選ですが、すごく書くのに苦しみました。
美容院の描写とか、取材して書け! という感じですね、すいません。
なんでキラキラできないんだろう。悩みました。
受賞した作品のタイトルを見て、悟りました。現代恋愛ものは、軽やかなタッチで、らぶエッチ(照)を書けないとだめなんだな、と。
私の文体は、どちらかというと重いかもしれません。
軽快でポップな話も書けるようになりたいです。

美紀も明も気に入っています。コンプレックスをこじらせて、好きな人に意地悪をしてしまうというのは、嫌いではないです。
しかし。自分に自信のない女の子がきれいになって王子様に見初められる、という展開はドキドキキラキラしていないといけないのに、どうもこの作品はピントがずれている感じがしてなりません。
よい読み手はよい書き手である・・・・・・ということなのでしょうか。社会人ラブにいっさいの夢を持てないわたしは、こういう作品を書くのにはむいていないのかもしれません。上手な方はたくさんいますし・・・・・・勝負するなら、自分の血に合うものでいくべきなのか、とか。自分にしか書けないものとは・・・・・・とか。いろいろ考えさせられた作品でした。


オロチの娘~妻問いの夜

 分類としてはティーンズラブに入っていますが、あきらかに異質な作品。
異質ゆえに貴重なのだ、と思いたいところです。もっと濃密な閨ごとを書くことができればよかった・・・・・・と思っています。精進します。
 表紙がイラストの場合、要望書というのを書くそうです。登場人物の容姿を書き、服装なども参考画像をつけたりします。けっこう細かく書きました。細かすぎて、割愛されるかなと想像していたのですが、できあがったイラストの鮮やかさに、絵師さんのすごさを実感しました。
 一目で古代の風を起こせるというのは、本当にうらやましくもすばらしい才能だと思います。私は文書きなので、一行一行つらねていくしかありません。つらくも楽しい作業です。
 初めて、自分の作品に美しいイラストをつけていただき、それだけでも書いてよかった。みずら男子とオロチ神、うるわしいクシナダ。目の喜びです。鏡夜さんの描かれたオロチに惚れて熱を出しました。(本当)
 この作品は、「いいね!」と押してくださる方がいたからこそ、形になったものです。本当にありがとうございます。私にとって、感想というボールを投げてもらうまでは、過去の一作品にすぎませんでした。
 「かみなぎ」の一シーンでもなく、「オロチの娘」として形にできたことがとてもうれしいです。
 物語を書くということは、孤独な作業ですが、じつはそうじゃない。誰かとの出会いで、科学反応のように生まれる物語もあるのだなあと、そんなことを学びました。

ながながと語ってしまいましたが、リツイートありがとうございました。 
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NAME: | 2013.12.13(金) 16:02 | | [Edit]

 

お問い合わせありがとうございます

菅さま

お問い合わせありがとうございます。
お返事が遅れてしまい、大変申し訳ありませんでした。

おたずねのものですが、
ただいま、在庫切れとなっております。
手製本のため、つくるのに少々時間がかかります。
来年になってしまうかもしれませんが、
再販する場合はブログのトップページでお知らせいたしますので、
お待ちいただけたら幸いです。




NAME:たかさわりえ | 2013.12.15(日) 05:20 | URL | [Edit]

 

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りえ

Author:りえ
基礎絵本セラピスト®
妖怪博士(中級)
漢方養生指導士(初級)

養生とは、生命を養うこと。
健康を保ち、その増進につとめること。

絵本セラピーで心をほぐし、ときに妖怪でほんわかし。
漢方の考え方で身体をやしなっていきます。

無理しない、頑張らない「養生」日記です。

古代日本好き。


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