象子のうらない

2011.12.30.Fri.04:07
 豊青姫さまは、お休みになっておられますが、何かご用でしょうか?
 わたくしに?
 …あの、どこでお聞きになったかは存じませんが、わたくしはそういったことはしておりませんの。
 修行をさせていただいてはおりますけれど。
 占いなどは…。

 あら、まずい人が来た。

 皆さま、では、どうぞこちらへ。
 あの人に見つかったら、秘密の話なんていっさいできませんから。
 つむじ風は、人を巻き込んでも心など痛めません。どこか別の場所へ行って吹くだけですもの。
 あの人に関わらないほうが身のためだと、ええ、わたくしは巫女ですからわかるのですわ。


 数には意味があると申します。
 豊葦原にはあらゆるところに神々が満ち満ちておられますが、たいそうたくさんおわすので、
 八百万とも書き表すのですね。
 一は はじまり
 九は はて

 そこで、今回は数を思い浮かべて、なにがみえるか試してみましょう。
 どなたか御影をおあらわしになるかもしれません。 


九九九

伊耶那岐命
わたくしの一族では、輝の大御神ともお呼びする、天の御方です。

考えていることに形を与えるときがきているようですね。
口に出したことを守っていくと、現実が変わっていきます。
おこなうことは、すべておそれからではなく、感謝の気持ちからなされますように。

感謝の気持ちから行動するということは、おそれに突き動かされて仕方なく行動することと同じに見えて、根本からことなるということを知ると、すべてが変わります。

するべきことを淡々とこなしていくことも、日々の糧を得る上では大事でしょう。
けれど、ご自分の心がもっと喜ぶことをしていくと、どこまでも広がっていく自由な感覚を得られます。

反対に、周りが強く望み、勧める道だとしても、そこを進むことがご自分にとって苦しくて光が見えないのなら、立ち止まって引き返すことも、ほかの道を行くこともあなたの自由なのです。

すぐに結果がでなくても、確実に一歩一歩進んでいることをわすれないで。
自分を信頼していくことが、肝要ですよ。




布刀玉命 伊勢の守護でもあられる神です。

頭の中で考えて、それだけで満足していることはありませんか。
迷うときはすぎました。いまこそ、次の一手を打ってみましょう。
それは、小さなことでもかまいません。
今日のわずかな変化が、あなたの明日を変えていきます。
心配事や、こんなことをしてはいけない、という気持ちを手放してください。そうすると、自然といい流れに乗ることができます。
おそれや迷いは、自分を隠し偽る心から生じます。
本当の自分を表現することをどうかおそれないでください。
案外、すっと受け入れられるかもしれませんわ。
そうでなかったとして、あなたが失うものは何もありません。「誰か」には、あなたを傷つける力はいっさいありませんもの。
狭い場所から飛び出したあなたのまえには、広い世界が広がっています。


千一

大国主命 慈愛にみちた神です。

なぜ自分がここにいるのか、何をすればいいのか。
わからなくなったときは、どうか一休みしてください。
役割や責任を一時だけでもわすれて、あなたに戻ってください。
そうしたとして、だれが文句を言うでしょう?
あなたが自分の心とつながれば、心地良いという感覚がわき起こってくるはずです。そう思うことのなかに、あなたの生きる上での目的があります。
それは、特別なものではないかもしれません。
あたりまえすぎると、つまらなく思うかもしれませんわね。
でもあなたにとっては、とても重要なことなのだということを、認めてください。
少し物事の見方を変えただけで、よい変化がおこります。望むものは、すでに手の中にあるということを理解してください。
 あなたの知っていることを誰かに伝えると、喜ばれて何かの気づきを得られるかもしれません。


 お役に立てましたかしら。
 まだ修行中の身ですけれど、カンはいいと豊青姫さまにおほめいただくこともありますの。
 でも、今日のことはどうぞ内緒にしてくださいね。
 伊津母の年頃の娘さんたちに、わたくしはどういうわけか憎まれているようなので。
 くだらぬ占いなどしていると、陰口をたたかれると、こちらの姫さまにもご迷惑がかかりますもの。

 ええ、わかっておりますとも。
 すべては、あの人がわるいんです。ふらふらして、心の定まらない人が、娘たちの胸を騒がせるのですわ。


「象子、おれの巫女どの」


 …では、わたくしはこれにて。姫様のおそばに参りますので。
 うるさい人のことは、もうしりません。
 ここで油を売るより、するべき大事なお役目があるということを思い出したらいいのです。

 正直に申し上げますと、あの人のまなざしを受け止めるには、覚悟がいるのです。
 必要とあらば、神にさえ真向かえる人に、どうやってただびとのわたくしが抗えるでしょう。
 顔をそむけることしか、わたくしにはできないのです。

 





 

九九九、千、千とんで一 の数を思い浮かべてカードをひきました。
 カードの解説書はあくまで参考として、心に浮かんだ言葉で書いています。なにか一つでもひっかかってもらえたら、うれしいです。

 使ったカードは「日本の神さまカード」です。 見ているだけで面白いです。
 お粗末様でした!


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